水中穿孔作業


 2001年1月初めより東京都北区王子町の首都高速道路インターチェンジ工事現場で、石神井川のコンクリート河床に30メートル長さの鋼管杭を打ち込み橋脚を造る為に、水流を止めずにコンクリート河床を穿孔開始しました。外径1.3メートルで深さ1.3 メートルの穴を 300個以上穿孔すると言うとてつもない工事でした。貫通までの最下点は水面より最大5メートルも下であるため、ホールソービットの長さは7メートルもありました。2台のマシンを川中に設置し、これを仮設ステージから遠隔操作して、朝8時から夕5時まで約8時間、週5日間で10穴穿孔するのが当面の課題でした。付近に住宅が多数あり住民の迷惑防止のため夕5時以降と土・日は完全に工事を止めなければなりません。1期工事は3月末まで、実働48日間で100穴の穿孔を完了しました。次いで2期工事は5月10日から10月14日まで実働68日間で201穴完了し、合計では116日間で301穴を穿孔したことになります。

水中穿孔例
穿孔装置
マックスビットマシン1号機
加工ワーク
川底想定鉄筋コンクリート
ホールソービット
1016Φ DIA50セグメント
ホールソーパイプ
1010Φ×1680L×16t
中間ソーパイプ
812Φ×2100L×16t
(2本繋ぎ)        
812Φ×1825L×16t
ホールソー回転数
50rpm
穿孔速度
2〜20mm/min.

機械仕様

1.コアードリル口径 :800Φ〜1300Φ
2.穿孔ストローク :Max.1600mm
3.コアドリル回転数 :Max.150rpm(無断変速可)
4.コアドリル周速 :380〜600m/min
5.コアドリル穿孔速度 :0〜100/min(無断調節可)
6.コアドリル戻り速度 :2100mm/min.
7.コアドリル回転駆動 :油圧モータ方式(45KW×2)
8.コアドリル前進後退 :油圧シリンダー(2本使用)

穿孔データ(実績)
穿孔データ(実績)
       1号機 1期  実働日数32日  穿孔数47穴     
           2期      68日     97穴  
                計 100日    144穴 平均 1.44/day 
       2号機 1期      34日     53穴
           2期      63日    104穴
                計  97日    157穴 平均 1.62/day
                              総平均 3.06/day

穿孔条件       回転数 最大送り 最大穿孔数 ビット数  ライフ  
    1号機  1期 100/min  20mm/min    2.5/day   4.5  10.4 穴  
         2期 100/min  25mm/min    3.0/day   9.6  10.1 穴       
                               計   14.1  10.2 穴 
    2号機   1期  50/min  22mm/min    2.8/day   4.1  12.9 穴
         2期  60/min  32mm/min    3.5/day  10.6  9.8 穴                                              計   14.7  10.7 穴



 写真(1)左上:水中穿孔用マックスビットマシン全景
写真(2)右上:水中から引き上げ中のコア
写真(3)左下:コア各種
写真(4)右下:穿孔された穴に鋼管杭の打込工事


 
写真(5)左:長さ7mのダイヤモンドコアドリル
写真(6)右:コア各


                      写真(7):現場風景 2002年2月21日撮影

 

^※音声が含まれていますので音量にご注意下さい